喫茶ののっち

『小説家になろう』の隠れた名作を紹介します。でも最近は雑記ブログになりつつある

忘れちゃいけないことがある【嘘つきな貴方は200回目のはじめましてを言う。】

 

ラブストーリー

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ハッキリ言って恋愛モノは苦手なんですよね。

読んでいて辛くなります。頭を掻き毟りたくなる。もどかしさが心に響きます。

冒険譚とかだったら良いんですよ。主人公はどれだけ酷い目に会おうが、結局立ち上がって前に進みますから。我が道を行けるんです。

恋愛モノはそうはいきません。正解不正解がないのがスゴイ困る。時には身を引くことがよいときだってあります。どうすればいいの?

 

でも恋愛モノ好きなんですよね。

恋愛はとてもポテンシャルのあるテーマだと思います。恋に芽生えるまでの間も面白いし、自覚してからもいじらしくて好き。告白して成功したら、最高のカタルシスが味わえます。そこからのカップルの関係性も見てて飽きない。

 

恋愛は、初めから終わりまでずーーっと読者を楽しませてくれるテーマです。人は他所様の恋愛事情とか気になりますからね。ファンタジーやサスペンスとかより間口が広くて注目されやすい気がします。それだけ読者の目が肥えているとイコールなので難易度は高いでしょうが。

 

私もね、カップル見かけますとスゴイ気になりますよ。ガン見するのはマナー違反だからチラ見を心掛けてね。ときおり、黒い感情が芽生えそうになりますけど。幸せそうな様子を見てると、いいね押したくなります。

 

 

本日のおすすめ『なろう』小説

 

さて、本日のオススメは

『嘘つきな貴方は200回目のはじめましてを言う。』

https://ncode.syosetu.com/n9720et

「初めましてステラ様、私は貴女様の世話係をしている者です。どうぞお見知りおきください。」
朝起きると違和感のある部屋、季節の反転した景色。パニックになるステラにそう言ったのは執事姿の青年だった。
いつからか一週間しか記憶の保てなくなっていたステラと、その世話をするとたった一人の執事。「忘れてしまったことを、忘れないで」先週の自分からのメッセージを胸に、限られた一週間という時間の中、ステラは失われた記憶とソラと呼ばせる青年の隠し事を探っていく。

昨年書いた『嘘つきな貴方は200回目のはじめましてをいう。』の完全版になります。全2話。ステラ視点とソラ視点です。

  

2話完結。人によっては30分ほどで読めます。

 

作者は秋澤えで さん。読む側から書く側に華麗にポジションチェンジした方です。『なろう』にはそう言う人は結構多い印象があります。

 

あらすじから大体判りますが、設定は『一週間フレンズ。』に近いです。

一週間の記憶しか保てないステラが、過去の記憶と執事の隠し事について調べます。その過程で、自分の境遇を知り、とある覚悟を決めるワケですが、さて……。

 

みなさんは一週間しか記憶が保てないなら、何をしますか?

私は死ぬ勇気はないので、ステラのように記録に残るようなものを付けますね。今、こうして書いているブログだって、かつて味わった感動を残すために書いているワケですから。たまたま小説が好きなのでブログを書いてますが、もし、ミュージシャンだったら、やるせない気持ちを曲にでもしてみたいです。

 

 

こんな人にオススメ

 

サスペンス寄りの恋愛なので、それがOKな人

通勤時間に優しい気持ちになりたい人

 

 

最後に

 

恋愛モノは楽しいです。完結後にステラとソラがどうなったかを想像するとニヤニヤしてしまいます。きっと、これから多くの困難が待ち受けるでしょうが、愛を手に入れた2人が幸せになるのは間違いないでしょう。