喫茶ののっち

『小説家になろう』の隠れた名作を紹介します。でも最近は雑記ブログになりつつある

百年を生きる人間へ贈る【うわっ…俺達(アンデッド)って弱点多すぎ…?】

 

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うわっ…俺達(アンデッド)って弱点多すぎ…?

 

 今回のオススメ『なろう』小説を紹介する。

 

【うわっ…俺達(アンデッド)って弱点多すぎ…?】 

http://ncode.syosetu.com/n3626cs/ 

 

作者は 夏川優希 さん。多くのコメディー作品を書かれている。

本作は全163話完結済

一話完結のお話なので、隙間時間を使ってサラリと読める。

 

アンデッドなので、スプラッタ注意!

 


タイトルの元ネタはネット広告のキャッチフレーズである

「うわっ…私の年収低すぎ…?」

 

dic.nicovideo.jp


あまりの使い易さでネット上で多くのパロディが生まれた名言である。

今はあまり聞かなくなっているが、

この小説を機に、当時のネタっぷりを思い出してほしい。

 


あらすじ

これは、若くしてダンジョンで冒険を終えた主人公が語る、ダンジョンの日常だ。

もっとも、ダンジョンで一獲千金を夢見るエクスプローラーの話ではない

 

アンデッドとなった主人公語り部として、ダンジョンの裏側を教えてくれる物語だ。

 

アンデッドとなってしまった主人公は、

同じダンジョンに住むアンデッドたちと共に暮らしている。

 

無限の人生、しなない身体…、彼らは余裕しゃくしゃくの新しい人生を送っている…?

 


そんなことはない。

 


彼らの住まうダンジョンには今日も多くの冒険者たちが訪れる。

 

そんな冒険者たちと戦っている裏側で、

アンデッドたちは波乱万丈な日々を過ごしている。

 

アンデッドでも避けられない健康診断、日々の生活での衝突、おそるべき冒険者たち、愉快な魔物たち、

そして、ファンタジ―の定番、魔王、勇者、聖女の登場!

 

 

そんな、刺激的な日常に興味がある人はぜひこの小説を読んでほしい!

 

 


登場人物


レイス

主人公兼語り部。足の無い幽霊。

物理攻撃も魔法も当たらない無敵の存在だが、意外な弱点が…?

 

吸血鬼

ダンジョンのボス。強種族の吸血鬼だが、弱点の多さで連敗続き。

頼るになるときもあるが、どこか抜けているキャラクターだ。

ダンジョンの中心的存在で、彼がいないとダンジョンが回らなくなってしまう。

 

ゾンビちゃん

ツギハギの身体とワンピースが特徴的なゾンビ。あふれるパワーとゾンビゆえの耐久力でダンジョンの中ボスを担当。

常に肉を食べる事のみを考えているが、食べ過ぎると…?


ケルトンたち

ダンジョンを支える動く骸骨たち。ダンジョンの先兵から、魔物向け温泉の経営、ダンジョンの帳簿を担当。

過労が心配な、愛すべきスケルトンたち。

 

狼男

チャラ男な狼男。ふだんは人間のまちに住んでいるが、何かあると、友人の吸血鬼を訪ねてダンジョンにやってくる。

非常に顔が良く、多くの女の子にちょっかいをかけている。彼が登場する回は、よく女性キャラが一緒に登場する

 

ミストレス

恐るべき魔女。容姿はかわいらしい少女だが、おそらく作中最凶の人物。

魔術で狼男を犬に変えたり、アンデッドが人に化けられるスーツを作ったり、やりたい放題だ。

彼女がダンジョンに『遊び』に来るたびに、アンデッドたちは悲鳴を上げることになる。

 

 

 

うわっ…、私の寿命、長過ぎ…?

 

 人類の平均寿命は日々延びている。

 

今20代の若者たちは90~100歳まで生き続ける可能性が高いと言われている。

 

 

もちろん、アンデッドであるレイスたちと比較すると短いといわざるを得ないが、平均寿命100歳というのは私たちにとって、驚異的な数値だ。

 

 

それだけ、長く生きるならば、日々の娯楽はより大きな意味を持つことになるだろう。

 

 

読者のみんなは、きっと毎日忙しい日々を過ごし、生産的な人生を歩んでいると思う。

だけど、ずっと走ってばかりでは疲れてしまうときもあるかもしれない。

 

そんなときに、愉快なアンデッドたちの日常を見てほしい。

 

ゆったりとソファに座り、小説を読む…

そんな穏やかな日もときには必要だと思うから。