ミステリアスな先輩はお好きですか？【葵先輩の神隠し】

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まず、先輩ってだけでミステリアスですよね。

中学生にとって、高校生なんてもう未知の生物ですから。十代の頃は、年がひとつ違うだけで大人って認識なんです。

だから、ミステリアスな先輩はたくさん存在するけど、ミステリアスな後輩はあまり聞きません。後輩だったら、不思議ちゃんとか言われると思います。

年の差がこんなに影響力があるって分かってたら、十代の頃にもっといろいろできたかもしれません。少し残念。でも大切な思い出はたくさんあるので満足してます。

先輩と言えばミステリアスって認識が何年経っても残っているのは、学生時代の記憶があるからなんでしょうか。時が経っても色褪せないものがあるって言うのは良いこと。

つまり、ミステリーと先輩のことなのか……？

発想が斜め上に飛びましたね。

さて、そんなミステリアス要素満載な先輩系ノベルを紹介します。

文芸部に所属する空（そら）が憧れている、葵先輩が行方不明になった。
途方に暮れる空であったが、葵先輩が現れて『私を探して』と言葉を残して幽霊のように消えてしまう。空は文芸部の木野先輩と一緒に、葵先輩を探そうとするが……。

作者はクロサキリクさん。ちょっとユニークなキャラが多い小説が多いのが印象的です。

ほっこりする作品も書かれていて『隣の犬塚さん』シリーズもクスっと笑えます。

完結済で全５話構成。

カテゴリーは推理ですが、ちょっとホラー要素も入ってます。

先輩（ミステリー）、推理、ホラーと盛りだくさんのカテゴリーが含まれていますが、文字数は14,836文字です。この記事が1000文字ちょっとくらいなんで、そんなに時間もかかりません。通勤時間などでさらりと読めるでしょう。

先輩がメインキャラクターの小説が好きな人にオススメです。５話完結の中でも、キャラやストーリー、描写がしっかりされているので、グッと作品に惹きこまれます。

あと、主人公は女の子です。恋愛系を期待されている方はあしからず。

『空』って男の子でも通用する名前ですよね。たぶん、髪は水色。

でも存在だけ匂わされて、出てきていないキャラが何人かいるんですよね。続編期待しててもいいのかしら？

もし、クロサキリクさんの小説を読んで、この雰囲気が好き、ってなったら、作者のブックマークを見るのをオススメします。

ご存知の方も多いと思いますが『なろう』には読み専→書く側、が多いので、読み専のアカウントが気づいたら立派な小説家のアカウントになってることもあるんです。つまり、アカウントのブックマーク先の小説は結構、カテゴリーや雰囲気が近しくなるってことです。

クロサキリクさんの場合は、文芸や恋愛、童話ものが多かったのですが、

見つけてしまいました。

こんなのずるいでしょう…。タイトルだけでむちゃくちゃ面白そうじゃないですか。

明日はこの小説を紹介します。絶対。

喫茶ののっち